森のクマさん対策
体長1.2m~1.8m
体重50kg~150kg
特徴
胸に月の形をした模様がある。
日本にも多く生息している。
少し前に話題になった当時68歳のMさん。
体長160センチのツキノワグマと遭遇した際の出来事。
本人がテレビのインタビューで、
「お腹がこっちをむいていましたから、バチーンと前に出て、パシン、パシンと2つ(突きを)入れて、結構効いたような気がしたんですが。顔が降りてきたのでグウーンと膝を入れて。これは結構効いたと思います。ガクンと1回転して逃げた」
たぶんずっとクマと闘いたかったのでしょうね・・・。
一方相方さんは、下の画像をみてイメトレに余念がありません。
ヒグマじゃないなら基本スペックの差がなんちゃら、テレフォンパンチがどうのうこうと言っておりました。
国土の4割はクマの恒常的出没地域とのことで、熊害被害は毎年出ているわけで、福島県磐梯山に登った時も休憩中のタクシーの運転手さんが「ぱくってクマにかまれたことある(笑)」とかいったぐらいです。
そして相方さんがクマを倒すイメトレを始めてしまう訳ですが、囮にもならない予感がしております。
「ツキノワグマでも倒せばクマを倒した男だとry」
なんて申しておりますが、本音はたぶん本気で戦うつもりがあるわけじゃなく、私がクマを怖がって登山を止めないように、なんて優しい気持ちからでしょう。
そんなんでキュンとなんかしたことない。
さて実際のクマ対策ですが、色々調べてみると、
- 出会わない対策が最優先
- 逃げる、死んだふりは逆効果になる恐れ
- 荷物を囮にして逃げるは有効
- ダメなら最終的には戦って追い払う他なし
となっておりました。
以下、環境省のクマ対策マニュアルを簡単にまとめたいとおもいます!
http://www.env.go.jp/nature/choju/docs/docs5-4a/pdfs/chpt2-2.pdf
一番いいのはクマ出没注意の場所には行かない。
あはは・・・。
どこにもいけない(笑)
さて、第一には、場所をクマに知らせてむこうに逃げてもらうということが大切とのことです。
音は鳴らさないほうがよいとの意見についてですが、、、
居場所を知らせる行為が、かえってクマをおびき寄せるのではないか、というお話はそもそも積極的に人を襲ってくるクマは、本州では鉄砲を持った方々に地の果てまでも追いかけられておりますし、また騒音があったらクマの気配に気づけない、というお話はクマの気配に気がついた時点でそれはもう遭遇しているということなので、ちょっとしっくりきません。
環境省のマニュアルでの最優先は、
クマよけの鈴(買ったことはありますん)
ラジオ(壊れかけではダメです)
りっくさっくに小型スピーカーを入れて、スマホからレッツミュージック♬
全員で森のクマさんを輪唱する。
等の行動でクマに回避行動をとってもらうのが第一といったことでした。
次にであってしまった場合、遭遇距離によって推奨されていた行動が違いました。
マニュアルによると、いずれにしても急な行動をとるなど刺激させることはせず、ゆっくり立ち去るようにとのことです。
急にクマが突進してきたと思っても、ブラフチャージ(見せかけの攻撃行動)の場合が多いため、落ち着いて行動するように、と付記されておりました。
また巷では、ゆっくり荷物を下ろして後ずさりして少しずつ離れるようにと言われております。
なおその場合、けして荷物を取りに戻ってはいけません。
一度クマが漁った荷物はクマが執着するためです。
一目散に逃げる場合ですが、習性上追いかけてくる可能性が高く、また時速50km(ツキノワグマ)で走る速度のため逃げ切るのは無理ゲーとのことです。
ウサインボルトで最速45km。
下り坂は遅いといっても人間の速度からすれば誤差とのことです。
死んだふりはさらに無理ゲーとのことです。
もてあそばれても死んだふりを続けることはほんとに無理ゲーなためです。
以上のことから、第二は、荷物を下ろしてそれを囮にしてゆっくり逃げるというのが有効なのでしょう。
また、マニュアルでも、遭遇したときのためにイメトレをしておくようにと付記されておりました。
それでもダメなら最終的に戦う他ない訳ですが・・・。
積極的な反撃行動は、遭遇条件や個々の反撃行動能力に差があることはもとより、反撃行動が熊の攻撃性を高める可能性があるため推奨できないと付記されておりました。
が、ムツゴロウさんでもライオンに腕を噛まれてしまって抱きしめても血だらけにされたことを考えると、他に方法はなさそうです。
ここで、クマ用唐辛子スプレーが有効との証明がされております。
風向きによっては自爆の可能性もあり、十分接近した後でないと効果がないため注意するようにとのことでした。
戦うといってもどう戦えばいいのか、スプレーの他になにがあるの?
ねぇなにがあるの?
だれか教えて武井壮さん。
そして一番大切なことは、食べ残し等クマを誘引するものを登山道などに放置しないとのことです。
今時だれもしませんよね(笑)
http://www.env.go.jp/nature/choju/docs/docs5-4a/pdfs/chpt2-2.pdf